かけがえのない一瞬

三輪亮介の日常ブログです。ここでは仕事の近況・日々の想いなどを綴りたいと思います。

「後悔」の裏側

戦いを終えた戦士が

冬の終わりに泣いた

 

誰のためだった 何のためだった

 

こぼれ落ちた涙は

誰に向けて書いたのかわからない

夏休みの読書感想文のように

誰にも どこにも 行く宛がない

 

戦車のような勇気と 裸のような勇気と

その時々で使う勇気は違うのに

わからないから とりあえず

僕らは今日も そのまま前に進んでしまう

 

ときに 正解しながら

たいていは 間違えながら

 

 

戻れないことを知りながら

それでも僕らは振り向きながら歩いてしまう

何かを確かめるように

 

明日にすればよかった洗濯物も

茹で過ぎてしまったパスタも

あのとき伝えればよかった気持ちも

 

どの後悔も 見事な後悔の色をしている

 

 

 

戦いを終えた戦士が

冬の終わりに泣いた

 

誰のためだった 何のためだった

 

戻れないことを知りながら

それでも僕らは振り向きながら歩いてしまう

何かを確かめるように

 

何度も 何度も

 

 

 

 

 

「後から悔やむ」ということは

それだけ大切なことだったということ

 

 

「後悔」をそっと裏返してみる