星に願いを
果てがない意識の中に
一筋の光が見える
まるで闇夜に浮かぶ月のよう
それでも晴れない明日の空に
どこまで僕は待てるだろう
信じられるだろう
みんなに向けられながら
誰にも向けられていない
天気予報のように
待つのにも才能がいる
走ることに才能があるように
期限のない約束ほど
確約のない未来ほど
幻のような輪郭を纏っている
それを固く信じることは容易い
しかし
それを頑なに信じ続けることは
誰もができるわけじゃない
僕にしかできないことだ
そう 信じ続けた
いつも願いを込めて目を瞑る
そして確かめるように目を開ける
何も変わらない今日に
少し肩を落としながらも
また明日に願いを込めて目を瞑る
やがて来る ある朝に
願いを込めて