かけがえのない一瞬

三輪亮介の日常ブログです。ここでは仕事の近況・日々の想いなどを綴りたいと思います。

アレクサンダとぜんまいねずみ

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アレクサンダとぜんまいねずみ

今日は児童センターにて、『アレクサンダとぜんまいねずみ』を観に行きました。
大学生の女の子が、卒論として音楽・歌・役者・衣装・美術、すべてを1人で創作したそうです。

概要を言うと、人間に嫌われるネズミのアレクサンダと、人間に愛されるぜんまい仕掛けのブリキのネズミ、ウィリーとの友情物語。対照的な2人が出会うことで、「他人に対する羨望」が、やがて、「自身に対する許容」へと変化していくところが面白みではないでしょうか。

物語はもちろん、彼女の表現力も音楽も本当に素晴らしかったです。
何よりも、一生懸命に物語を伝えようとする姿勢に胸が打たれました。
独りよがりじゃない。ちゃんと、相手を見てる。
すっごい良かったよ!!!おつかれさま!


三次元を得るための、天地に伸びる3つ目の軸

ふと、「卒制」を思い出しました。
卒論というと、僕は大学よりも、やはり専門学校のときの「卒業制作」の方が思い入れが強いです。デザインの専門学校に行っていた僕は、当然ストーリーマンガを描いたわけですが、3カ月間、死ぬほど頑張りました。その“努力できた”という自信が、後に大学進学へのモチベになった気がします。

でも、3年が経つ頃、自分のピークが19歳のときだということに、次第に疑問を持ち始めました。当然ですよね。22歳の自分が、19歳の自分に負けているなんて許せません。だから、23歳でまた死ぬ気でやりました。すると、また25歳になるときに、23歳の自分を超えたくなった。それが三輪組でした。
そして、僕は25歳のピークを「自信」として、社会人になりました。たぶんまだ僕は、それを超えることができないでいる。時間はあの頃も今も、等しく有限でありながら、その中に生きる僕らは、次第に体力を失っていく。同じ定数を与えられても、その中で使える時間は短くなる一方です。
だからきっと、僕らが人生の充実を量るのに、時間軸と努力軸だけの二次元ではきっと足りなくて、三次元を得るための、天地に伸びる3つ目の軸が必要なのだと感じます。

みんなは、それをなんて名付けているのでしょう。