連載ネーム
今年2022年6月から、ある週刊連載のネームを担当させてもらっている。
2019年10月〜2021年7月の間にも、あるゲームアプリのストーリー漫画のネームを一部担当させてもらっていたのだけれど、純粋なストーリーマンガの連載は、実は初めてのことなんだと、最近、ふと気がついた。
それくらい、今の自分にとって、「連載」は身近なものになっている。
昔は「連載」というと、長く険しい道のりの先にあるものだと思っていたものだけれど、今はありがたいことに各方面から色々と声をかけてもらえる。本当にありがたいし、幸せなこと。ずいぶん歩いてきたのだなと思う。
僕が尊敬している漫画家の人たちがそうであるように、僕も作品には心血を注ごうと決めている。チームで描くことが多くなってきている昨今、だからこそ、「自分の作品だ」と誇りを持って描いていくことが何よりも大事なことだと思う。
「他人の作品」じゃない。
これは「自分の作品」だ。
ネームだと、僕の絵は世間には公開されない。
けど、
そういう気持ちで毎日描く。
これは「自分の作品」だ。
血豆
ねえ
僕には何ができるだろう
誰かの命を救えるような手も
誰かに夢を与えるような足も
誰かを包み込めるような背もない
何もできないくせに
何かができるようになりたくて
必死で練習したのは“鉄棒”だった
血豆が潰れて
大事な試合のときに
鉄棒から落ちてしまったっけ
あの
落ちてゆくときに見た
体育館の天井と照明が
今もまだ
僕の瞼に焼き付いている
ああ
やっぱりダメだった
そんな言葉が頭の中に過って
ドスンと小さくマットに落ちた
なぜ
あのときのことが思い出されるのだろう
僕が誇りたかったのは何だったのか
大車輪や空中逆上がりが何回できたとか
一糸乱れずきれいに着地できたとか
そんなことじゃない
血豆だ
あの痛くて痛くて
みすぼらしい血豆だ
僕をあのときマットに落とした血豆だ
あの血豆こそ
あのときの僕の証
すべてをかけた証
僕が僕である証だった
そして
今も胸を張って誇れる
僕にできたものだった
星に願いを
果てがない意識の中に
一筋の光が見える
まるで闇夜に浮かぶ月のよう
それでも晴れない明日の空に
どこまで僕は待てるだろう
信じられるだろう
みんなに向けられながら
誰にも向けられていない
天気予報のように
待つのにも才能がいる
走ることに才能があるように
期限のない約束ほど
確約のない未来ほど
幻のような輪郭を纏っている
それを固く信じることは容易い
しかし
それを頑なに信じ続けることは
誰もができるわけじゃない
僕にしかできないことだ
そう 信じ続けた
いつも願いを込めて目を瞑る
そして確かめるように目を開ける
何も変わらない今日に
少し肩を落としながらも
また明日に願いを込めて目を瞑る
やがて来る ある朝に
願いを込めて
途中下車
私の背中に
翼はあるだろうか あっただろうか
跳んで 跳んで
私は私になる
車窓に映る景色は 毎日同じなのに
それを見つめる私の顔は
その日その日で違う
考えて考えすぎると
面倒くさくなってしまう
離してしまいたくなる
その価値をわかっているのに
その価値を持ち続けることに疲れてしまう
そんなふうに離したものはきっとたくさんある
後悔はしていない
というより
後悔すらできていないのかもしれない
幾つもの駅を通り過ぎていく
途中下車した自分を想像できないように
私は 離してしまった未来を 想像できていないのだ
ビルに遮られながら
ビルから抜け出すように
光が私の顔をストロボのように照らす
どんなに素晴らしい舞台装置を作っても
光がないと何も見えない
と
ある舞台装置家が言っていた
私の背中に
翼はあるだろうか
あっただろうか
跳んで 跳んで
やっと私が私になれたときに
果たして照明は 私を照らしてくれているだろうか
本当に届けたい人に
本当に届けたい私を届けることはできるだろうか
ああ
また乗り過ごした
【予告】EverClass 2nd Season 第3回「子どもたちと遊ぼう」
Ever Class Season2
第3回「子供たちと遊ぼう!」が開催!
開催日時:6/25(土)13:00〜16:00
@明光義塾大津ヶ丘教室前の広場
持ち物:子供たちと遊びたいもの(例:バドミントン)
沢山のアンケートのご協力ありがとうございました!皆さんの回答の傾向が詳しく載っているので、ぜひご覧ください!
昔と比べて現代の子供たちは、外で遊ぶことが少なくなってる!?
第3回では、実際に子供たちと一緒に遊び、子供たちの遊びに関する実態を調査していきます!
子供たちと遊びたい方、教育に興味ある方大歓迎◎
コロナ禍で失われた「異世代交流」を体験してみませんか?
是非お待ちしております!
WATER STANDのススメ【2022年版】
今日は、ウォータースタンドを2年使ってみて、本当にオススメだと思えたので、【紹介特典】付けてご紹介したいと思います。みんなでお得に使いましょう!
紹介者コードは記事の最後にあります。
(1)ウォータースタンド(常温のみ)はこんな人にオススメ
・ミネラルウォーターに月額2000円以上使っている人
・普段、水は常温で飲むことを心がけている人
(2)オススメ機種・費用
・【ナノシリーズ・メイト】
幅130mm×奥行402.7mm×高308mm 重さ3.3kg
水道直結型なので、タンクの交換は必要なし。キッチンにノートパソコンほどのスペースがあれば設置可能。
・2,000円/月(税込2,200円)
(3)この機種のデメリット
・冷水・温水機能が付いていない
冷水→身体を冷やすので我が家では飲みたいときは氷を入れます。
温水→子どもも生まれたタイミングでしたが、全く問題ありませんでした。その都度沸かしたり、今だったら温度設定できる電気ケトルもあるので、そっちの方が汎用性があって便利だと思いました。
(4)導入時に試して欲しいこと
・1週間無料トライアル
(水道水を自分でタンクに入れる)タンク式ですが「常温・冷水・温水」すべて試せるナノシリーズ ネオが試せます。ナノシリーズメイトは貸し出してはいませんが、サイズ感を試すだけなら、訪問時のみ試せると思います(在庫ある限り)。
・紹介キャンペーンを使う
(1)まずは下記ホームページにアクセス
ウォータースタンド ご紹介キャンペーン|水道直結ウォータサーバー|ウォータースタンド株式会社
(2)下記に契約コード(紹介コード)を入力
すると、紹介キャンペーンが適用されます。あとはご担当者様からご連絡があると思うので、細々進めてもらえると思います。下記コードは僕のコードなので、安心して使ってください。
契約コード(紹介コード)000640858
新しい朝に開く双葉
命を燃やす話を聴くと
僕はいま 燃えているだろうか
夢中で生きているだろうか
あの頃の自分に負けないくらいの
大人になれているだろうか
いくつもの自問が
心にふつふつと生まれてくる
悲しみの淵を歩く人がいると
砂場の縁石の上を
俯きながら
ずっと歩いた夜を思い出す
大切なものを
なくしてしまった人がいたら
たくさんのものを求めすぎて
本当に大切なものが
掌から溢れてしまった
あの日を思い出す
めくりめく日々の中に
人の心に生まれたものから
僕の心に生まれるものがある
誰かの葉っぱと僕の葉っぱと
双葉みたいに
朝露を零しながら
新しい朝に
開いていくイメージをしてみる
誰かの笑顔を見ていると
うまく笑えていないかもしれないけど
なんだかフッと
口角を上げてしまうクセがある
もしかしたら双葉の片方は
不格好かもしれないけど
いつも開いて行けたらいい
新しい朝に