かけがえのない一瞬

三輪亮介の日常ブログです。ここでは仕事の近況・日々の想いなどを綴りたいと思います。

春が来る

春が来る

 

結局出せなかった手紙も

いつか読まなくなってしまった本も

どうしても思い出せない映画の結末も

 

そのまま そのまま

 

僕らは歩く 3月の風の中を

日差しと風に肩を揺らす草花たち

歌なんか流れていないのに

何かに合わせるように

鼻歌なんか歌ってしまう

 

いろいろなことがうまくいかなかったり

どこかで落としてしまったり

失くしてしまったり

僕らはひどく欠けながら

バランスが取れないまま

今日もベッドからフラフラと起き上がるけど

 

ほら ほら

 

こうやって歩ける ぐんぐん歩ける

眩しそうに見上げてみる

悔しいくらいに青い

 

出せなかった手紙なら

またいつか書くときは

そのときはちゃんと届ければいい

 

読まなくなってしまった本なら

いつか読みたくなるときまで

そっとしまっておけばいい

 

どうしても思い出せない映画の結末があるなら

今度は誰かと一緒に

もう一度観ればいい

初めてのように驚いたり

泣いたりできればいい

 

ひとつ欠けながら ひとつ埋めながら

ひとつ失くしながら ひとつ抱きしめながら

 

春が来る 春が来る

 

 

Ever Class 〜Season2〜 新規メンバー募集

Ever Class Season 2 

Ever Class Season2の新メンバーを受け付けています!

何かをやりたいと感じている方、就職活動に向けて何をやればいいいのかわからない方、自分自身を成長させたい方、お金に換えられない時間を一緒に過ごしませんか!?

Ever Classとは・・“文化力向上”を目的とした、月1回の講座クラス

Ever Classホームページ:https://everclass2021.wixsite.com/zerotoone

【募集要項】

・「まちづくり」「文化力向上」に共感してくれる方

・年齢15歳(高校生)以上

・全9回のうち6回以上参加する意志のある方

【日程】毎月第4土曜日(3時間ほど)

【場所】柏市沼南近隣センター

【費用】施設使用料100円/回(BBQ,X'masなどは別途)

【募集人数】12名

【締切】2022年3月13日(日)

 

【応募方法】

以下3点を記載の上、下記メールアドレスまでご連絡ください。

「お名前(フルネーム)」「年齢」「メールアドレス」

everclass2021@gmail.com

 

【年間スケジュール】

4/23 ゴミ拾い活動

5/28 サイクリングで知る手賀沼の資産価値

6/25 放課後の子どもたちと遊ぼう

7/23 柏市の特産物でBBQ or キッチンで調理

8/27 高齢者にスマホを教えよう

9/24 心を整えるYOGA!

10/22 お金の話〜年間10万円以上節約!?〜

11/26 アート体験「当たり前を疑ってみる」

12/24 Ever Classクリスマスパーティー

さあ、一人じゃできないことをしよう。

 

戦争が起きている


戦争が起きている。

 

最近の僕たちは、世界を指先でスクロールしながら、人々の死や苦悩を知った気になっている。「爆撃」「原爆」「死者」・・、別のタブでは「脱毛」や「投資」「買いたい服」なんかを開きながら。愛用しているSNSに通知が来たら、すぐにそこに飛んでしまう。

 

僕には何ができるだろうか。

液晶タブレットスタイラスペンを滑らせながら、思う。

何かできると思うほど驕ってもいないけど、何もしないことを選ぶほど無知でも無恥でもない。

 

とりあえず、動いてみよう。

そう決めた。

 

「“時代”は人がつくるもの」

僕たちがつくるもの。

 

国連UNHCR協会(国連難民高等弁務官事務所)

1950年に設立された国連の難民支援機関。紛争や迫害により故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援し、水や食料・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなどの避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で援助活動に尽力。1991~2000年の間、緒方貞子さんが第8代国連難民高等弁務官を務める。
この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う日本の公式支援窓口が、国連UNHCR協会である。

 

「後悔」の裏側

戦いを終えた戦士が

冬の終わりに泣いた

 

誰のためだった 何のためだった

 

こぼれ落ちた涙は

誰に向けて書いたのかわからない

夏休みの読書感想文のように

誰にも どこにも 行く宛がない

 

戦車のような勇気と 裸のような勇気と

その時々で使う勇気は違うのに

わからないから とりあえず

僕らは今日も そのまま前に進んでしまう

 

ときに 正解しながら

たいていは 間違えながら

 

 

戻れないことを知りながら

それでも僕らは振り向きながら歩いてしまう

何かを確かめるように

 

明日にすればよかった洗濯物も

茹で過ぎてしまったパスタも

あのとき伝えればよかった気持ちも

 

どの後悔も 見事な後悔の色をしている

 

 

 

戦いを終えた戦士が

冬の終わりに泣いた

 

誰のためだった 何のためだった

 

戻れないことを知りながら

それでも僕らは振り向きながら歩いてしまう

何かを確かめるように

 

何度も 何度も

 

 

 

 

 

「後から悔やむ」ということは

それだけ大切なことだったということ

 

 

「後悔」をそっと裏返してみる

 

 

今日も風が吹く

たとえば今日の朝焼けを

僕らは地図のように記すことはできない

 

たとえば今日の気持ちを

僕らは写真のように残すことはできない

 

 

 

 

薄らいでゆくもの

 

移ろいゆくもの

 

流れゆくもの

 

 

 

そういうものに僕らは囲まれている

そういうものを僕らは掴みたがっている

 

 

 

 

風が吹く

 

 

 

 

 

目の前の枯れ葉はどこかに飛んで行っただろう

 

その眼前に起きる当たり前の出来事には

なんの疑問も持たずに歩けるのに

 

どうして枯れ葉が遠くに飛ばされた途端

僕らは少し切なく見送ってしまうのだろう

 

 

 

 

 

 

今日も風が吹く

 

魚座の孤独

すべての時間を

何に使うのか 何のために使うのか

誰のために使うのか 使ったあとにどうするのか

 

時間は決して戻らない

時間は消える

 

そして時間は消していく

 

だから写真を撮る

絵を描く 音楽を聴く

話をする 話を聴く

 

大きな波の流れに抗うように

僕たちは必死に泳ぐ小魚のようだ

時に群れ 時に逸(はぐ)れ 時に留まる

 

僕が後悔したことはどこにも行かないのに

僕が愛した人はどこへ行ったのか

 

失くしてしまいたいものばかり残っていて

失いたくないものばかり遠くへ行ってしまって

 

僕は時間という波に流されながら

今日も小さく泳いでいる

 

時代

「時」は僕らの意思に関係なく
川のように淀みなく流れていくが

「時代」は
川のように自然と流れるものではない

人が作るものだ

他人同士の各々の意志と意志の錯綜の中に
偶発的に しかし必然的に
築き上げられるものだ





「1950年代に生まれたかった」

そう 高校生の頃によく思った

1960年代の学生たちのように
この世界を変える意志を高らかに叫び
夜な夜な行きつけの喫茶店
未来の国について憂い 朝まで語らい
ビートルズのライブで
LOVE and PEACEの風を感じたかった
荒い映像を流すテレビにしがみついて
遥か彼方のアポロに思いを馳せたかった

髪と髭を伸ばし
リーバイスの646のベルボトムを履き
アコースティックギターを持って
愛する人に曲を作りたかった

「新しい時代」をその時代に生きる人たちが
確かな意志を持って作ろうとしていた時代





そんな時代に生きた彼らの背中に
熱烈に そして滑稽に憧れた

僕は僕なりの時代の中で
僕なりの意志で その時々で強い意志を持って
大きな桑を振り上げてきた

大きなうねりを作れた時もあったし
大きな波にかき消されたものもあった

それでも僕は「時代」を生きるのはなく
「時代」を作る皆の一人でありたい





「時」は2020年を迎えている

「時代」はどんな時代だ

何に怒っている 何に喜びを感じている
足りないものはなんだ
皆が拳を上げるロックンロールはあるか
愛は まだ人々を救っているか
人々は 愛をまだ信じているか

魂を燃やしているか
ときに自分自身のために
ときに誰かのために




どんな時代を目指そうか




なあ

大きな桑はあるか

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時は2022年を迎えている。

2年前、自分の見上げた景色。その答え合わせはできたか。

人は相変わらず、傷付けあい、また、助け合い、裏切られ、それでもまた、愛し続ける。「こんな時代だから」ではなく、「こんな時代でも」という言葉が、僕の中では大きくなった時間だった。

いつか、今の若者たちは「コロナ世代」なんてラベルを背中に貼られてしまうだろう。僕らや、昔の人たちがそうであったように。

こんな時代でも、いや、どんな時代でも、変わらないものがある。

そういうものを見つけた2年だったように思う。