かけがえのない一瞬

三輪亮介の日常ブログです。ここでは仕事の近況・日々の想いなどを綴りたいと思います。

NEO⑥

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3月17日(日)、『NEO~ある天才科学者の日記~』が無事終演を迎えることができました。お忙しい中、足を運んでくださった皆様、本当にありがとございました。おかげ様で立ち見のお客様も出るほどの、大盛況でした!!
「ALL CAST」のテーマの下、子ども達、スタッフ、まさに全員が一丸となった3ヶ月でした。全員を褒め称えたい気持ちでいっぱいです。そして、全員に目一杯の「ありがとう」の気持ちを伝えたいです。

「ありがとう」
&、いっぱい迷惑かけて「ごめんなさい」m(_ _)m

やりたいことは、全部やれた。
みんながすべて応えてくれた。叶えてくれた。


いつも迷う。
求めすぎていないか。無理をさせていないか。楽しさを忘れていないか。
みんなは本当に自分を信頼してくれているだろうか。
いや、迷っている自分が、一番みんなを信じることができていないんじゃないか。
でも、思い出した。いつだって、「信頼」が先にあったわけじゃない。
共に過ごす日々の積み重ねの先に、それは生まれてきたはず。
あのときも。あのときも。

声を荒げる時もあった。演技にも高い要求を出した。厳しい言葉も投げた。
それに対して一通り落ち込んだりもしたけれど、裏を返せば、それは僕がみんなのことを信じることができた証でもある。気持ちは離れない。それは「眼差し」でわかる。

人の隣に人が見える、そんな舞台がつくりたかった。
1人で立っている舞台の隅々に、みんなの顔が見える舞台。
継ぎ目のガムテープ、トタン屋根、張り紙、両面壁、ダンボール小屋、衣装、新聞、ドリンク、いす、ほうき、すべてすべて。誰かが貼ったもの、作ったもの、縫ったもの、持ってきたもの、運んだもの。
1人のシーンでありながら、それはきっと、「僕らの日々」そのものだ。
2時間の舞台の中に、僕らの3ヶ月がある。1人1人の時間を計れば、半年分になるかもしれない。
見える。みんなの顔が見える。そんな舞台だった。

すべてが終わったあとに、何を話そうか考えていたんだけれど、結局大したことは話せなかった。
もしかしたら、大切なことはもう全部話してきたのかも。それとも感無量なんだろうか。いや、単に疲れてて脳が回ってなかっただけなのかも。最後は子ども達にもみくちゃにされて、ひたすらイジられてた・・・。

日が明けても、なんだか忙しくて、ゆっくり振り返る暇もなくて、今も気持ちを言葉にできていない。
とりあえず、目の前にあるものを一生懸命やろう。きっとみんながそうしているように。

最後に、
今年はとにかく色んなことに忙殺されて、運営面でスタッフ・保護者・職員の方々に多大な迷惑をおかけしてしまったと思います。本当にすみませんでした。みなさんの甚大なサポートのおかげで、無事、最後まで乗り切ることができました。本当に本当にありがとうございました。1人も欠けることなく、舞台に出れて良かった。

Thank you 4 ALL CAST !