かけがえのない一瞬

三輪亮介の日常ブログです。ここでは仕事の近況・日々の想いなどを綴りたいと思います。

「リョウタとアキコ」

いつか15歳の頃を思い出したとき、

僕はどんなふうに振り返るだろう。

 

いつか15歳の頃を思い出したとき、

私はどんなふうに振り返るだろう。

 

文節と単語の違いって、なんだっけ。

「解の公式」って、なんだっけ。

 

一番石油の輸出量が多い国は、どこだっけ。

必死に覚えた年号や、化学反応式も、少しずつこぼれ落ちていく。

 

きっと、こんなに必死に覚えた英単語も熟語も、忘れてしまう。

 

でも、きっと、アキコちゃんと飲んだコーラの味を僕は忘れない。

2人で食べたカップラーメンの味を、帰り道見上げた満月を、

どうしようもなく思い出す。

 

僕にとってこの受験は、

アキコちゃんと出会ったことや、リョウちんと出会えたこと、

アキコちゃんと交わした会話、リョウちんと話せたこと、

アキコちゃんと一緒に過ごした時間、リョウちんと一緒にいれたこと、

それがすべてで、忘れられないことばかりだよ。

 

 

ねぇ、

どんな大人になっていますか?

私らしく過ごしていますか?

僕らしく生きていますか?

 

今、幸せですか?今、苦しいですか?

私を見てくれている人はいますか?

僕のそばにいてくれる人はいますか?

 

新しい友だちはできましたか?昔の友だちと仲良くしていますか?

約束は果たせましたか?果たせなかった約束はありますか?

 

大切な人は増えましたか?

大切な人を忘れていませんか?

 

大切なものは、まだ大切にしていますか?

 

僕らはもう、「また、明日」と手を振ることはない。

それぞれの学校で、それぞれの教室で、それぞれの窓から、

それでも同じ空を見て、君が、あなたが、僕を、私を、

思い出してくれればいいな。

 

私たちはもう、「また、明日」と手を振ることはない。

それぞれの毎日で、それぞれのスピードで、それぞれ大人になっていく。

 

でも、君の「また、明日」という小さな約束が、

僕にとって当たり前の明日を、特別な明日に変えていってくれたように、

 

きっと、「また、いつか」という約束が、

私にとって当たり前の未来を、特別な未来に変えていってくれるに違いない。

 

明日の朝、彼と目があったら、こう言おう。

明日の朝、彼女と目があったら、こう言おう。

 

目いっぱいの感謝と、僕らの未来が繋がっていることを信じて‥

 

「また、いつか!」