かけがえのない一瞬

三輪亮介の日常ブログです。ここでは仕事の近況・日々の想いなどを綴りたいと思います。

BLUE・BLUE・BLUE(後篇)③

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ペン入れ完了

今、ペン入れが終わりました。
ちょっと疲れました。

メンバー中では、僕はペン入れ速い方なんですが、今回はなんだかすごく時間がかかりました。30ページなのに。。。
原因は・・・

「制服」です。いやー、面倒くさい!!画像見て頂くとわかると思うんですが、単に黒一色ってわけじゃないんです。光と影で「シワ」を作った後、さらに白と黒の境界線にグラデーションをかけるために細い斜線を入れていくんです。これが時間かかるかかる。
後篇では制服のシーンがほとんどなので、ページ毎に労力がかかるかかる。ふぅ。首が痛い、マジで痛い。

こんなに描き込んだのは19歳のときぶり

復帰第一作『Marie』からデジタルソフトを導入したこともあって、黒ベタ作業や背景処理はPCでの「仕上げ作業」に持ってくることが多かったのですが、最近はほぼ手描きに戻しています。どうしても細かい「かすれ」や「味のある斜線」はPCだと表現できないんです。なので、生原稿の状態でここまで画面を黒くしているのは19歳のときに描いた処女作『AGAIN』以来となります。なんか気持ちいいですね。大変ですけど。。。
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忘れられない空

この作品の季節はちょうど今の季節6月の梅雨の時期です。そしてラストシーンでは雨が止んで、晴れた空を見上げるところで幕になります。

皆さんは忘れられない空ってありますか?僕は結構あります。というより、ある時から意識するようになったんですけど。。。なにか特別な日だったりすると、空を見上げて写真を撮っておくんです。顔に似合わずロマンチストって??・・・いいすぎです(笑)

作品のテーマにもなっていますが、いつまでも1つの空ばかり振り返るのではなくて、思い出したくなる空を1つでも多くしていきたいと(大学3年生のとき)思ったんです。

そんなふうに思える仲間と出会えたことが、あのとき、ふつーにうれしかったんだと思います。

さて、今日は今から消しゴムをかけて、美容室行って(もう髪モサモサ)、原稿をスキャンしに木村寧都宅に行ってきます。仕上げ作業は来週から。頑張るぞ\(-o-)/