かけがえのない一瞬

三輪亮介の日常ブログです。ここでは仕事の近況・日々の想いなどを綴りたいと思います。

夏休み終わり!

長い夏休みだった。休みすぎた(笑)
7月いっぱいでマンガ制作も終えていたものだから、8月は人と会う時間が多かった。
旅行も行ったし、サッカーもやったし、ばあちゃんちにも行ったし、本も読めたし、後輩と飲みにも行った。
黒く焼けた腕や背中に、今年の夏の思い出が映ってる気がする。
今年は本当によく焼けた(+o+)メラニンやべぇ。

「焼けた肌」といえば、思い出す曲があって…。
高校生だったあの夏、あの歌ばかり聴いてた。
別れの歌だったし、特に恋人もいなかった僕だけど、とにかく憧れて憧れて、何度も聴いた。
そしてそれは、夏の終わりになるとやっぱり聴きたくなってしまう歌になった。

【no doubt】
CHAGEASKA

僕らは夏の肌が消えるように 別れた
僕らは夏の肌が消えるように 別れた

僕らは愛の色を 伸ばしながら通り抜け
絵の具が切れたとこに たたずんでいた
空と海を分ける線のように

僕らは…

続きを読む

風の引力

ONE.jpg

この季節になると聴きたくなる

この季節にになると聴きたくなるアルバムがある。ASKAのソロアルバム『ONE』。
僕はこのアルバムがソロの中で一番好きです。
CHAGEASKAが大ヒットを飛ばした90年代前半は、名曲こそ多かったものの、その実、ASKAナルシシズムが顕著だった感がありました。

しかし、このアルバムからそれは一変します。飾らない。壮大な曲を数多く手掛けてきた今までのASKAとは明らかに違う。「地球が終わるときも君の隣にいるよ」なんて台詞よりも、「おはよう」の一言の中に愛を見出せる、そんな日常の一瞬を大切に紡いでいるような作品群。

アルバムの歌詞カードの中には数編の詩が添えられていて、中でも秀作なのがこれです。
 



いつか
空のプールがひっくり返ったような
雨に僕は出会った

すばやく財布を盗って逃げ出すような
ポーズで走り出す人

僕はその中を悠然と歩いてみた
ときおり苦い顔をしながら空を見上げた

都会が無くしてしまった土の跳ねた匂いと
自分が今日くぐりそこねた問題のために

少しだけ体温が落ちた頬に
今はもう別れてしまった彼女の
電話の切り際の虚ろな返事にも似た

なま温かい雨は
滝のように切れ目なく僕を叩いた

僕のTシャツは川の近くで捨てられたビニールのなさけなさで
子供のころに覚えた言い訳のように張り付いた

僕は何故だかいろんなことを知ってる気持ちになり
大きな意味が僕の内側を自転した

家まで あと15分ほどの距離
傘のないときの最後の手段を使った僕だったが
あのときの雨は
たとえようのない解放感を僕に浴びせた

雨が降ると、僕はいつもこの詩を思い出してしまいます。しつこいくらいの比喩と思うかもしれませんが、どれもはずせない。その比喩が微妙なニュアンスをごまかすことなく僕らにちゃんと伝わる。
そして、夏が来る。
一曲目の『風の引力』が始まる。初めて聴いた高校一年生のとき、出だしの歌詞にドキリと来ました。

続きを読む

ASKA『12』!すげーです!

ASKA12.jpg

Happy Valentine
ASKA『12』

01.LOVE SONG
02.風のライオン
03.はじまりはいつも雨
04.WALK
05.PRIDE
06.恋人はワイン色
07.伝わりますか
08.月が近づけば少しはましだろう
09.DO YA DO
10.天気予報の恋人
11.君が愛を語れ
12.お・や・す・み

さっき買ってきちゃいました!ポスターとかはありませんでしたが、グリーティングカードが付いてきました(写真上)。
いやー、これすごいですね。なんかセルフカヴァーというと『STAMP』みたいな、原曲とかけ離れたアレンジを想像していたんですが、全然違いました。個人的な感想ですが、元のCHAGEASKAの歌い方を踏襲することをかなり意識して作られたような気がします。近年のアレンジは高音が出にくくなったASKAの声に合わせて、ボソボソっと歌ったり、呟くように歌ったり・・・CHAGEASKAの壮大なイメージ曲を身近に感じるようなアレンジが多く、僕はそれはそれでとても好きだったのですが、今回は・・・

声を張る張る!通る通る!声が出にくくなったなんてとんでもない!!

ASKAの圧倒的な声量を活かしながら、原曲のインプレッシブなメロディーをつぶすことなく、現代のビートを心地よく加えられたような感じ。彼らの曲ってよく「ミディアムバラード」って呼ばれるあたりからして、わりとゆっくりしていたり、間が長すぎると感じる人って多いと思うんです。勿論、90年代はそれを感じなかったわけですが、HIP HOP全盛の現代ではそんな意見も少なくない。
その点で、昨今のアレンジはそのビートにひとつの特徴があるような気がします。
まぁ、小難しいことよりも聴いてみるのが一番です!

どの曲も本当に大好きな曲なので、1曲Pick Upするのは難しいですが、。
今回は1曲目、ど真ん中のこの曲で!!


恋が歌になろうとしている
ボタンがわり 愛をつないで

君が想うよりも 僕は君が好き

2月10日 ASKA究極のセルフカヴァーベストRELEACE!

1bdde528.jpg

なんと!!

ラジオを聴いてたらASKAのニューアルバムが出るとか言ってるし!

急いで調べてみました。

ASKA’s life time best songs

「12」


―収録曲―
01.LOVE SONG
02.風のライオン
03.はじまりはいつも雨
04.WALK
05.PRIDE
06.恋人はワイン色
07.伝わりますか
08.月が近づけば少しはましだろう
09.DO YA DO
10.天気予報の恋人
11.君が愛を語れ
12.お・や・す・み
※「伝わりますか」クラシックギタリスト木村大さんが参加

これはヤバイですね。やばいチョイスです。
ASKAソロの歌はもちろん、CHAGEASKAの名曲までアレンジしちゃったわけですか。
うん、楽しみです。前にも、『STAMP』っていうセルフカヴァーをC&Aで出したときがあって、そのときは『SAY YES』『YAH YAH YAH』とかをアレンジしてました。メチャクチャよかった!
特に『WALK』『太陽と埃の中で』はSTAMPバージョンの方が僕は好きでした。


2月10日ですか…。





…買います。

その頃にはこの缶詰状態からも脱出できてると思うし!

それでは今回のアルバムには入っていませんが…先ほど紹介した『太陽と埃の中で』STAMP.verで今日はお別れです。なぜかCHAGEASKAの紹介になるとDJ気分の三輪でした。


 

追い駆けて 追い駆けても
つかめない ものばかりさ

愛して 愛しても 近づくほど 見えない

DAY AND NIGHT TIME
RAIN AND SUNSHINE
I SEEK MY DREAM, EVERYWHERE

STANDARD;ASKA

『Standard』
STANDARD.jpg

1.Smile
2.The Christmas Song
3.世界にMerry X'mas(Standard)
4.Stardust
5.Good Night

先ほど柏のモラージュまで行って買ってきました。久しぶりにアルバムが出たので、家まで我慢できずに車の中で早速聴いてしまいました。もうクリスマスっ気満載ですね。
12月25日まで、いかにクリスマス気分を感じられるかって重要じゃないですか??
その気分を盛り上げてくれること間違いなし!

もうね、キーワードは【大人】です。
映画音楽に影響を受けたASKAならではの西洋文学や映画を連想させる出来になっています。
それでは、中学3年生のクリスマスに僕がいつも聴いていた…

『世界にMerry X'mas』の歌詞で今日はお別れです。(もう、ラジオのDJバリです!!)
続きを読む

11月25日 ASKA クリスマスカバーミニアルバムリリース!

f0fc1115.jpg

待望のASKAのニューアルバムがもうすぐ出ます!

『Standard』
―収録曲―
1.Smile
2.The Christmas Song
3.世界にMerry X'mas(Standard)
4.Stardust
5.Good Night

楽しみー!楽しみー!!

そうなんです。僕はCHAGEASKAの大ファンなのです!
世代的には少し、ズレているので、同い年や年下のファンの方にはほとんど会ったことがありません。
でも、かなり好きだと思います。アルバムとかは廃番になったもの以外はほとんど揃えているし!

よく、「影響を受けたマンガ家さんとかいますか?」という質問をされると…
僕は「あだち充さん」とか「青山剛昌さん」とか答えていますが、厳密に言うとそれは絵柄や演出であって、
本当の意味で世界観の影響は間違いなくASKAさんだと思っています。

初めての出会いは中学3年生。
長い辛い片想いをしていたとき、自分の持っているCDに飽き飽きしてしまい、
家の中を漁っていると…親父のものと思われるCHAGEASKAのアルバムが…
それこそ
珠玉の名盤『Brother Sun』でした。
その中の一曲…『めぐりあい』のメロディと歌詞に度肝を抜かれ、
ミスチル至上主義の僕はあっけなく、CHAGEASKA至上主義へと転換したのでした。

さて、ここで『めぐりあい』のサビの歌詞を…

恋で泣かした人と恋で泣かされた人
同じ罪を振り分けてもいいね いいね
乗り遅れたバスを見送る人を見よう
ふたりここで揺られながら

同じ罪を振り分けてもいいね…って歌詞に14歳の僕は救われたのでした。ちゃんちゃん♪

今回のアルバムの注目は何と言っても3曲目の『世界にMerry X'mas』でしょう!
これは1992年CHAGEASKA『GUYS』に収録されている壮大なクリスマスソングなんですね。
超名曲です!!

それにしても、ASKAはソロとしてこれまで決してCHAGEASKAの歌は歌ってきませんでした。
それはやっぱり、2人と1人のときとの表現の武器も違うし、ソロはソロとしての味を出していたからですが、
先日のWalkツアーでは『SAY YES』まで歌ってしまっている有様。どうしたことか!?

それはCHAGEASKAでしか歌わないのでは?…
「…と考えていること自体、自分を狭めてしまっている」と、
ASKAはインタビューで話しています。

そう、今このとき感じたものを感じたままに表現すること
これが大事なんだってことですね。

マジ大賛成です!!
The Ropesの3Heartsにも入っている「What I am」の理念と一緒です!!

決して現在、CDの売れ行きがいいわけではありません。
でも、僕は一生彼の歌を聴き続けるし、追いかけます!!


すみません、アツくなりました…。
せっかくブログも始めたので、この機会にCHAGEASKAファンの方々ともお近づきになれたらと思って書いちゃいました。すみませんでした~(ペコリ)