かけがえのない一瞬

三輪亮介の日常ブログです。ここでは仕事の近況・日々の想いなどを綴りたいと思います。

BLUE・BLUE・BLUE(前篇)①

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構想

2010年5月4日(祝/火)
COMITIA92 拡大Specialにて発売予定の
『The Ropes~平成の常盤荘~3/5 Vol.4』

その新作収録作品
『BLUE・BLUE・BLUE』

まだネーム段階で詰まってます(泣)

この作品は4部作からなる『いつか僕らがグレーになる頃に』という作品の第1部として描いています。
―ということは、そうです。読み切りでありながら、続く3作へいくつか伏線を張らなくてはいけない上に、登場人物の多さに手間取っているわけです。いやぁ、しんどい。でも、この作品はずーっと描きたかったものなので、充実感はすごいあります。

「3原色」「記憶」「グレー」
登場人物達、男子3人のイメージカラーは、それぞれ「赤」「青」「黄色」。そしてヒロインが「白」。
今回はタイトル通り、「青」の男の子が主人公ということになります。

4人が共に遊んだのは小学5年生のときのたった3カ月。そこから2年後の中学時代のお話です。
勿論、これはフィクションですが、僕の中学時代の想いや経験が多分に含まれています。よって、これは中学時代を思い出している27歳の「記憶」。

中学校ってなんか不思議なところだった気がします。
決められた制服、ジャージ、バック。科目ごとに替わる先生、学年ごと変わる上履きの色・・・
部活動、英語の授業、初恋・・・初めてのことだらけですごい充実していた反面、
無知で純粋だった小学時代の心が、次第に淀んでいくことを実感した場所でもあった。

色々なものが混色していった先の「グレー」に、悩み、もがき、苦しんだ。
でも、「大切にしていたもの」もあった。
そんな気持ちを、もう一度感じてもらえるような作品にできたらと思います。
次回はネーム終了に併せて、物語の概要をお伝えします。